OPUS ONE

ヴィンテージの特徴を知る

オーパス・ワンでは「TIME＆PLACE」というコンセプトを掲げており、TIME（時）は、ブドウの成熟していく季節の経過、すなわちヴィンテージの個性を、PLACE（場所）とは、地質、気候などオークヴィルという土地に横たわっているテロワールを意味し、栽培者や醸造家などワイン造りに携わる様々な「人」を介し、それが一体感を持って初めて最高のワインが生まれるのです。

• 2018

• 2017

• 2016

• 2015

• 2014

• 安定した天候に恵まれた素晴らしい年

  オーパス・ワン2018

  2018年は安定した天候と穏やかな気温に恵まれ、例年を上回る収量となりました。黒果実の豊かな香りから、上品なスミレ、白胡椒、そしてバラの花びらへと続き、とても魅力的な芳香を放ちます。瑞々しい果実の味わいが幾層にも重なり、オレンジの皮、甘草、ダークチョコレートのニュアンスがアクセントとして感じられます。なめらかなタンニンはフレッシュな酸味と相まってソフトでクリーミーな感触をもたらし、長い余韻となって広がります。果実の凝縮感、滑らかさ、熟成が楽しみなヴィンテージです。

• 極めて長い熟成が期待できる

  オーパス・ワン2017

  2017年の冬は1月に過去20年で最大の降水量を記録。豊富な降雨で土壌の水分量が増し、夏は良好な天気が果実の生育と成熟に最適な環境を作り出し果実の豊かな風味が感じられます。
  濃い黒果実、バラの茎、そして土を思わせる森の下草の香りが絶妙なバランスでハーモニーを奏でます。口に含むとジューシーで、丸く柔らかな口当たりは適度な酸味に支えられ、サテンのような滑らかなテクスチャー。カシス、ブラックチェリー、そしてほのかにカカオのニュアンス。きめ細かいビロードのようなタンニンは、長くしなやかな余韻へとつながります。極めて長い熟成が期待できるこのワインは、今から何年にもわたって楽しむことができます。

• 理想的な成育環境がもたらす調和の取れた生き生きとした味わい

  オーパス・ワン2016

  2016年の北カリフォルニアは5年連続のひどい干ばつとなりましたが、幸運にも700ミリを超える降雨量に恵まれ、理想的な成育環境が整いました。
  極めて上品で明るく、フレッシュな果実の芳醇な香り。スパイス、バニラ、春の花々の繊細な香りに、セージ、ローズマリー、ブラックオリーブの微妙なニュアンスにより、最初の香りの印象が増幅されます。黒系果実のジューシーな味わいが一気に押し寄せ、クリームのように柔らかくきめ細かいタンニンが深みのある触感を与えます。調和の取れた生き生きとした味わいは、ダークチョコレートやエスプレッソのかすかな印象とともに長い余韻となって続きます。

• 2008年以来最も温暖な年、長期熟成が楽しみなワイン

  オーパス・ワン2015

  2015年は開花中の冷涼な気候で、最終的に各房のぶどうの結実が減少し、例年よりも少なめの収量となりました。
  第一印象に黒い果実、スパイス、焼きたてのパンを思わせ、スミレや紅茶、セージの魅惑的な香りが織り交ざるように感じられます。口に含むと、熟した黒い果実の味わいが躍動的に感じられ、かすかにバニラやココアのニュアンスが加わります。きめ細かなタンニンが、ワインに構成とクリーミーなテクスチャーを与えています。フレッシュな酸と芳醇で長い余韻が楽しめるこのワインは、セラーでの長期熟成が可能です。

• ワイナリー史上、最も早い時期に萌芽を迎えた早熟なヴィンテージ

  オーパス・ワン2014

  2014年は早熟で、一年を通してタイミング良く雨が降り、温暖で乾燥した状態が続いたため、ほぼ完璧な条件に恵まれ予想を若干上回る産出量となりました。
  花のブーケ、採りたてのハーブ、森の腐葉土などのかすかなアロマに加え、レッドチェリー、ブラックベリー、黒スグリなどが交錯する凝縮した香りを呈しています。きめ細かいタンニンが、ベルベットのような質感と複雑な構成をもたらし、生き生きとした長い余韻は、ほんのりとモカを思わせます。今でも美味しくお楽しみいただけますが、今後何年にもわたってご堪能いただけます。